植物に擬態しているガヤと岩や海藻に擬態しているオニダルマオコゼ

本記事では、植物に擬態しているガヤ、岩や海藻に擬態しているオニダルマオコゼについてご紹介いたします。

■シダのような植物に擬態しているガヤ

ガヤとは、一見するとシダのような植物に擬態しているヒドロ虫という虫の仲間です。
沿岸部の岩礁付近に生息しており、体長は10センチにも満たないほどに小さいものの、群生しているので水中では非常に目立つ生物です。
ガヤに触れた場合、ガヤは瞬時に触った腕や足にまとわりつくように密着してきて、触れた部分に痛みや腫れ、かゆみなどを発生させます。

この時に発生したかゆみは、そのまま1週間以上続くことも少なくありません。
あまりにも重症な時は、みみず腫れのように患部が強くはれ上がり、激しい吐き気や発熱が起こるので、触れないように注意が必要です。

・患部を海水で洗ってすぐに病院に向かいましょう。

ガヤに刺された時は、患部をこすってしまわないように注意しながら慎重に海水で患部を洗い流しましょう。
患部を洗う際には、絶対に真水やお湯、食酢などを使わずに、必ず海水で洗うことが大切です。
あまりにも刺された患部の病状がひどすぎる場合には、病院で検査を受ける必要があります。

■岩や海藻に擬態しているオニダルマオコゼ

オニダルマオコゼとは、色や形を岩や海藻に見立てて擬態しながら、サンゴ礁がある浅瀬や岩礁、砂地に生息している生物です。
体長は40センチ程度であり、触れられるまでまったく動かないので、周囲の岩や海藻と見分けることは困難です。
砂地では全身を砂の中に潜ませていることが多いので、オニダルマオコゼが生息している砂浜では絶対に裸足で歩いてはいけません。
刺された場合、瞬間的に激痛が全身を走り抜け、そのまま激しいおう吐や下痢、発汗を引き起こした後、最終的に呼吸困難に陥る危険性もあります。

・患部のトゲを取り除いた後、応急処置が完了したらすぐに病院で検査を受けましょう。

オニダルマオコゼに刺された患部にトゲが残っている時は、まず慎重にトゲを取り除きましょう。
その後、患部を真水で洗って清潔にした後、抗生物質の軟膏を患部に塗布します。
30分から90分程度、40度から45度のお湯に患部をつけると痛みがやわらぐのでおすすめです。
応急処置が終わり次第、すみやかに最寄りの病院で検査を受けましょう。

本記事でご紹介した植物に擬態しているガヤと岩や海藻に擬態しているオニダルマオコゼが出現する地域では、注意して海水浴を行う必要があります。

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