海藻にしか見えないイラモと毒針で死に至るオニヒトデ

本記事では、沖縄に出現する危険生物の中でも、クラゲの一種であるイラモとヒトデの一種であるオニヒトデについてご紹介いたします。

■クラゲの一種であるイラモとは、一見するとただの海藻にしか見えない危険生物です。

イラモとは、複数の細胞が寄り集まって握りこぶし大程の群体をつくることで海藻に擬態しているクラゲの仲間です。
遠目からは単なる海藻にしか見えないため、沖縄の海で遊泳していたら、気がつかない内に刺されていたというケースも少なくありません。
イラモは、沖縄の海においてまったく希少性がなく、沖縄のあらゆる海の沿岸部付近で、岩の小さなくぼみなどにひっそりとたたずんで生息している生物です。

イラモに刺された場合、チクチクとした鋭い痛みが継続的に発生し、患部が赤くはれ上がってしまいます。
その後、赤くはれ上がったまま水泡になることもあり、数日間は患部にかゆみが残ります。

・イラモに刺された後は海水で患部を洗い、ひどい症状が出たら病院に向かいましょう。

イラモに刺された時は、患部をこすらないように注意しながら、やさしく海水で洗い流すことが大切です。
この時、刺された直後は絶対に真水やお湯、食酢などを使わないように注意しましょう。
洗った後、激しい痛みが伴う赤い水泡が広範囲に発生した場合には、すぐに病院に向かって医師の処方を受けましょう。

■ヒトデの一種であるオニヒトデはその毒針によって死に至ることもある危険生物です。

オニヒトデとは、あらゆるサンゴ礁の全域に生息しているヒトデで、大きい物では直径60センチ以上の個体も存在します。
基本的には15センチから30センチ程度の個体が出現しますが、小さくても毒を含んだトゲを多数持っているので、絶対に触らないように注意が必要です。
オニヒトデの毒針によってアナフィラキシーショックが起こった場合、そのまま死に至ります。
また、死に至らなくても、刺された患部に激しい痛みが走り、吐き気や麻痺などの症状が引き起こされてしまいます。

・応急処置が終わったら必ず病院で検査を受けましょう。

患部に毒針が刺さっている場合には、慎重に取り除いてから、真水で洗った後に消毒しましょう。
その後、患部を40度から45度のお湯に30分から90分程度つけると痛みが和らぎます。
オニヒトデの毒針は死に至ることもあるので、必ず病院で検査を受けることが大切です。

ただの海藻にしか見えないイラモと、毒を含んだ針を多く持っているオニヒトデは非常に危険なので、出現する海域では注意しましょう。

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